除目日誌

たのしい毎日

春休み開始宣言

月曜日の25時をまわり、文化放送では夏川椎菜さんが司会を務める番組「夏川椎菜のCultureZ」が始まりました。秋学期の間、火曜〆切の課題や翌火曜1限の英語に備えたりといった理由から、私はこの番組を満足に聞くことができないでいました。なにせ25時スタート25時終了、2時間たっぷり夏川さん漬けの番組ですから、最後まで聞いていては課題の進捗や翌日の行動に多大なる影響が出るのです。とくに火曜1限はオンラインの英語(しかも教師が高圧的でとても怖い)ですから、絶起するわけにはいかないでしょう。そういうわけで、私はこの番組の存在(かつ、YouTube Live によって本来聴取地ではない一宮でも聞けること)を知りながら、聞かないという生活を送っていたのです。

 

しかしながら、私は今日夏川CZを聴いています。いったい、どうしたのでしょう?まさか、英語を捨てたわけではないでしょう。

 

何を隠そう、晴れて春休みに突入したのです。

f:id:atetos:20220208012041p:plain

証拠。1時12分に春休みが始まった

最後まで残っていた課題をボコボコにして、一応秋学期のやることがなくなった(はず)です。あとは、きっと出るだろう単位ちゃんたちの状況を確認し、春学期が始まるまで授業も課題もありません。大学に出頭することも、たぶんあんまりありません。

 

春休みは、春です。春は穏やかな陽光に照らされ、気温も心地よく、草花や生き物たちが目覚めるすばらしい季節です。そうした心地よい季節ですから、積極的に外に出かけ、自らの自然を、文化を、その他いろいろなものを観察する眼を研鑽するのに良いですし、またそうするべきでしょう。

 

しかしながら、そうした試みを阻むものが二つほど、存在します。

 

一つは苦しい財政状況です。春休みの財政をとくに圧迫すると思われるのは、交通費です。いろいろなところに行きたい上に、定期券が切れてしまっていますから、名駅に行くのにも往復1000円かかってしまう始末です。この点は定期券の購入を検討していますから(名鉄の通学定期は割引率が高い)、克服される可能性があるとはいえ、心配のタネの一つであることは間違いありません。交通費に関しては各種割安な交通機関を検討したり、自転車・徒歩移動の積極的な利用も解決策の一つでしょう。とくに後者は運動習慣が消滅したという観点からも重要性が指摘できます。結局、自走なんですよ。収入に関しては、しこたまバイトをぶちこめば、きっとなんとかなるでしょう。

 

もう一つはとても重大な問題です。睡眠です。睡眠というよりかは、「起きられないこと」が大きな問題となります。春は暖かいとはいえ、夜はまだ冷え込みます。寒さに凍える私を暖かく覆う布団の、なんと心地のよいことか。清少納言は「春はあけぼの」と伝えましたが、春の早朝に起きていられるなど、とても信じられることではありません。あるいは、彼女も現代の私たち同様に、徹夜を好んだのでしょうか。

ところで、徹夜は到底良い行為であるとは言えません。短い半生ではありますが、私もこれまで幾多もの徹夜を繰り返してきました。ことに大学生になってからは、課題なりを終わらせるために仕方なく、という「消極的な徹夜」を繰り返しています。しかし、こうした徹夜は必ずしも好ましい結果を招くとは限りません。たいてい、昼間におなじ時間だけやる場合に比べてクオリティも効率も下がります。眠気もありますでしょうが、それよりも重大な問題が徹夜には存在します。夜は自由なのです。なにしろ静かです。ことに蛙たちが鳴かない時期の夜は本当に静かです。拙アジトの立地は田舎ですから、車通りも夜間はありません。その上、家族や近所の人は皆んな寝ていると来ますと、これは本当に、世界ぜんぶが自分のものになったかのような、相当な自由を感じます。これが夜の魔力です。泥棒や性交のようないかがわしい行為がたいてい夜に行われるのも、深夜番組の内容が昼間より多少過激であるのも、それは夜が自由なことに依ります。そうしますと、勉強などやっている場合ではないのです。もちろん夜長に読書をしたり、そういった知的行動は捗るのですが、とりわけ課題となってしまうと、すなわち(本来的にはどうであれ)他者から依頼された、気の乗らないことをやっている場合ではないのです。夜は自由なのですから、夜を効果的に使うのであれば、自分の熱中できる、自らの衝動を叩けるようなことをするべきなのです。(もちろん、レポートに熱中できれば、それは最善です)

 

で、こんなに長々と何が言いたいのかというと、朝起きられないのは夜眠るのが遅いからであり、ではなぜ眠れないのかというと、夜のもつ自由さが私を夜ふかしのへと誘うのです。かっこつけた言い方をしましたが、ようするに夜ふかししてなにかするのが最高に楽しいのであるということ、そして夜ふかししておきながらなにもしない、布団に潜ってぼんやりWikipediaを眺めるというようなことは本当に損であるということなのです。

 

というようなことをラジオを聞きつつ書き連ねていたら、2時を回ってしまいました。今日は3時には入眠しようと思います。おやすみなさい