除目日誌

たのしい毎日

健康に関するアドバイス

ご無沙汰しております.さやがわです.

今日は,みなさんに健康に関するアドバイスをします.

端的に言います.

腰痛にはなるな!!!!!

症状について

2022年の夏頃から腰に違和感を覚えていましたが,2023年の1月に急激に痛みが悪化して整形外科や接骨院を受診,劇的な痛みは8月ごろまで続きました.結果的には椎間板ヘルニアでした.11月現在は日常生活に支障こそないものの,特に座っている際に左腰に違和感を感じることも多く,完治には至っていません.

プロローグ

もともと身体の硬い子供でした.体力テストの長座体前屈など,それはそれはそれはな数値だった記憶があります.それから運動習慣もあまりなかったように記憶しています.

また,父方の祖母は腰の手術を経験していますし,母や叔父をはじめ,母方の親戚にも腰痛に悩む大人が多くいました.

どうやら,かなり素質はあったようです.嫌な素質.

腰痛は骨格に因むところも多いと聞きますので,親族に腰痛持ちがいる場合警戒したほうが良いかもしれません.骨格ストレート,骨格ウェーブ,骨格腰痛です.

 

整形外科受診まで~わりかし大丈夫な時代~

覚えている中で最も古い腰痛に関する記憶は,2022年の8月,別府でのことです.人生ではじめて大分県に訪れ,リュックサックを背負いながら別府の街を散策していたときに,左腰に痛みを感じた記憶があります.

しかし,その時はまだ些細な痛みであり,疲れからくる腰痛かな,程度に考えていました.

私のXを遡ると,2022年10月頃から腰痛に関するpostが増えています.腰痛に関するpostは年末から年明けにかけてどんどん増加していきます.あまり覚えていませんが痛みもますます進行したのでしょう.年末にはドラッグストアで市販の湿布薬を買った記憶があります.しかし,湿布を貼っても腰痛は悪化するばかりでした.

年が明けて1月には成人式がありました.久々に会った同級生たちに近況報告を兼ねて腰が痛い腰が痛いと連呼していた記憶があります.

 

本当にどうしようもない痛みが襲いかかってきたときのことは鮮明に覚えています.1月の3週目くらいの水曜日,1限を受けていたところ,信じられないほどの痛みに襲われました.あまりの痛みに椅子に座っていることすらままならず,途中から立ち膝で授業を受けていました.これはまずいぞ,と思い,先生の目の前だったのにも関わらず,授業中にスマホを開いて近くの整形外科を予約しました.大学から歩いて行ける範囲に13時まで診療を行っていて,インターネットでの予約を受け付けている整形外科があったのは幸いなことでした.

この日は本当にどうしようもない痛みだったのですが,2限の教室で居眠りしていたところ若干ではありますが改善しました.この日に限らず,私の腰痛は居眠りすると若干良くなります.

整形外科の受診を経て,いよいよ本格的に腰痛ジジイとしての生活が始まることになります.

 

さやがわ腰の冬

最初に訪れた整形外科はとても新しい病院で,診察も丁寧でした.とりあえずレントゲンを撮ってもらい,まあ様子見で,ということで痛み止めを処方してもらいました.

コルセットも処方してもらいました.保険適用で1500円くらいでした.コルセットは適切に装着すれば痛みを緩和するのに効果があるそうですが,もらってしばらくは窮屈さを嫌ってつけない日も多々ありました.

 

整形外科への受診と同時期に,親に勧められた接骨院にも通院しました.

接骨院の先生は,私の身体のたいそう硬いことにひどくびっくりしている様子でした.あまりにも硬すぎて,これはただのヘルニアではないかもしれない,脊髄終糸症候群*1かもしれないから,一度MRIを撮って見てもらいなさい,と言われました.

 

そこで,接骨院の先生に勧められた通り,まずは近くのMRIがあるクリニックで写真を撮ってもらうことにしました.

 

ところで,MRIを撮られたことがある方ならわかるかと思いますが,レントゲンがあっという間に(普通のカメラのように)撮り終わるのに対して,MRIは(撮影部位にもよりますが)20分から30分くらいは平気でかかりますし,とてもうるさい*2です.何回か撮影しましたがいまだに「MRIを撮りましょう」と言われるとヘキエキしてしまいます.しかし,ヘルニアを確認するためにはレントゲンではダメで,MRIを撮るほかないみたいです.どうにかなりませんかね.

 

MRIによる撮影の結果,無事に椎間板ヘルニアであることが確定しました.椎間板ヘルニアは,日本でとても人気の病気です.人気の病気のメンバーになれたことを嬉しく思います.思いません.

接骨院の先生が心配していた脊髄終糸症候群ではなかったようです.脊髄終糸症候群だった場合,手術になるそうなので,脊髄終糸症候群じゃなくてよかったー,と思いました.

 

しかし,ヘルニアもなかなか巨大なものでしたので,のちに受診した別の病院の先生(後述)は,手術したがっていました.嫌です.

 

病名が確定したのは良いとして,病名が確定することは病気からの回復を意味するわけではありません.痛み止めやコルセットを使用しながら,腰痛とともに過ごしていくことになります.

すなわち,9月くらいになって,ようやく腰痛が落ち着いてくるまで,苦難の日々は続きます.

具体的に何が辛かったのか,私は立っているときに痛みを強く感じるタイプでしたが,次のような苦しさがありました.

  1. 満員電車がつらい
    ──私の場合ひどいときには通学で90分立ちっぱなしですし,電車の揺れが来るたびに痛みに襲われます.見た目は健康なので席を譲ってもらうわけにもいかない......
  2. 朝起き上がるのがつらい
    ──姿勢のtransitionが発生する際に痛みを強く感じていたので,ベッドから起き上がるのも一苦労です.ベッドから降りて10分くらい床にうずくまって悶えていることも多々ありました.
  3. 走ったりジャンプしたりできない
    ──遅刻と乗り換えと階段が怖い.ライブもジャン禁でした.
  4. クシャミ・咳ができない
    ──花粉症シーズンと腰痛最盛期が重なっていたため地獄でした.腰痛になってはじめて気づいたのですが,クシャミは腰にものすごい負荷がかかります.

この他にもいろいろ苦しかったのですが,代表的なのはこのあたりでした.

とにかく,日常生活に支障が出まくりますし,あらゆるやる気がなくなります.

また,経済的なダメージとして,病院の受診代,薬代がかかるのは言うまでもないですが,私の場合腰痛がひどくてアルバイトを休ませてもらった日がそこそこあるので,その意味での損失は大きかったように思えます.社会人であればなおさら……

以上のような苦しさが,8月9月ごろまで続きます.

快癒へ?

さて,夏休みに入ると時間ができますので,接骨院の先生に勧められた,少し遠くにある腰痛のスペシャリスト的病院を受診しました.その病院はヘルニアなどの手術に定評があり,問診してMRIを撮影して結果を見るなり,「この大きさなら手術してもいいですね」と言い放ってきました.俺のヘルニアはそんなに大きかったのか!とびっくりしましたが,手術は(怖いので)嫌ですし,とりあえずその日は保留ということにしました.

その代わりではありませんが,仙骨ブロック注射という,世にも恐ろしい注射を複数回受けることになりました.

 

仙骨ブロック注射,私はケツ注射と呼んでいますが,はたいそう恐ろしい注射です.

仙骨ブロック注射は,次のような点が恐ろしさです.

  1. 痛い
    ──注射なので当たり前かもしれませんが、めちゃくちゃ痛いです.あと重みがあります.成人男性なのに泣きそうになりながら刺されていました.本当に痛い.
  2. 見た目がみじめ
    ──仙骨ブロック注射を刺す部位は,背中の一番下,お尻の溝の付け根みたいな部分です.そのため,注射の際は下腹部にクッションを挟んで,半ケツになって待機することになります.もちろん他の人から見えないようにはなっていますが,バカバカしい格好です(しかし,めちゃくちゃ痛い)

 

幸運なことに,その病院を受診して以降(注射のおかげ?),2023年の9月ごろからは目立った痛みは収まり,走ったりジャンプしたりクシャミしたりといったことも特別の苦痛を経ずに行えるようになりました.

最近は痛み止めを飲まずとも日常生活を難なく送れます.しかし,経過観察のMRIによればヘルニアは全く縮んでおらず,どうしてこんなにも痛みが引いているのか不思議であるとともに,いつ痛みが再発してもおかしくない状況だそうです.

さきほどの先生は「次痛みが出たら手術ですね」と,手術する気満々でしたが,手術は嫌なので痛みが出ないよう祈るしかありません.

まだ腰痛になっていない皆さんへ

腰痛はならん方がいいです.腰痛以外の病気もそうです.

腰痛ビギナーの皆さんへ

腰痛の先輩としてお伝えしたいことがあります.

くれぐれも無理だけはしないでください.

医師の診断を仰いでください.

近くにMRIがあるクリニックがあれば,そこを受診するといいかもしれません(ヘルニアの診断はレントゲンではできないため)

自分にとって楽な姿勢,楽な行動を見つけましょう

でもあんまり変な格好してると一時的にはよくても後で痛い目見る可能性あります.

腹圧を高めましょう

一時的にはコルセットが効果的ですが長期的な着用はかえって逆効果です.筋トレなど行うといいらしいですが,グレート痛みに襲われているときは無理しない方がいいです.

うざくない程度に腰痛アピールしましょう

恥は捨てよう.

 

とにかく,くれぐれもお大事に!

 

結びにかえて

肉の要と書いて腰と読みます.本当に痛すぎて休学や手術すら検討した腰痛が今こうして良くなっているのは大変良いことですが,今後腰に爆弾を抱えながらキャリア形成を行うことを考えると,不安で仕方ありません.人生何が起こるか本当にわかりません.くれぐれも身体だけは大切にしましょう.

それでは.

*1:20代から30代での発症が多いらしいので,それも踏まえての発言かも

*2:ガガガッ ガガガッ ヴーッヴーッヴーッヴーッヴーッヴーッ コココッ ヴィーッヴイーッヴィーッヴイーッ という音がします